「おぅ楓花、やっと来たな」 「えっ!?」 大翔は私の両肩を抱き女の子の前に立たせた 「大翔?その子なの?」 女の子は私を睨みつけてた 「あぁ、新しい彼女…楓花おいで」 そう言うと大翔は私の身体を引き寄せ人前を憚らずキスをした 私は、ただただ大翔の顔を見上げたまま言葉を失った 「大翔…もうわかったよ」 そう言って女の子は泣きながら立ち去った キスをされる前 「楓花、好きだよ…」 って微かに聞こえた気がした