学園祭前日 ショーのスタッフが大きなイリュージョンの道具を運びセットして帰って行った これで体育館の会場の準備は調った 少し離れた場所からステージを見た…蒼空のマジックする姿が目に浮かんだ 「谷内、お疲れ!すっかり遅くなっちゃったな」 ステージの横にある時計を見たら7時近かった 「俺、体育館の鍵を返して来るから、一緒に帰るか?」 「いえ、私は大丈夫です」 「そうか、じゃ明日な!!」 先輩に挨拶をして学校を後にした