教室の前で


「大翔ありがとう」


「何かあったら来いよ!」


「うん」


教室に入り自分の席についた


ヒソヒソ話すクラスメイト


そんな中、美南が駆け寄り


「楓花…連絡しなくてごめんね」


涙を、いっぱい溜めていた


わかっていたよ、美南は本当は来てくれてた


家の前で立ち尽くしているのを何回も見てた


「美南、大丈夫だから」


美南に迷惑かけたくないから、私はあまり視線を合わせなかった