いたずらぽく答える咲に母は笑顔で答えた。


「そうね。じゃぁ。留守にする間宜しくね」

「うん!!」

「いってらっしゃい」

「行ってきます」


咲は母に見送られながら学校に向かった。


満員電車に乗っていると人ごみに潰されそうになった。


(潰れそう....)


咲はずっと耐えるために目をつぶっていた。


少しして何故か楽になった。ゆっくり目を開けるとそこには同じ制服の青年が立っていた。


よく見ると咲を人ごみから守ってくれている。