「ん……はぁ…」 姉さんから、なまめかしい吐息が漏れる。 ぞわぞわとして、 下っ腹がくすぐったくなった。 「恭、ちゃ……」 姉さんのワンピースを 引き千切るようにして脱がし、 シャワーが降り注ぐ タイルの壁に押しつけた。 熱い。 その細くて白い首に噛み付き、 所有の証を残していく。 熱い、熱い。 身体が燃えてる。 目を閉じて姉さんの香りで 肺を満たしたら、 鼻の奥がツンとして、 何故か涙が出てきた。