僕は呆然として、 医者の話を聞くことしか出来なかった。 そして姉さんの左腕を治療する時に、 僕は見てしまったのだ。 姉さんの左腕に走る、 幾筋もの切り傷を。 僕には何も、言えなかった。 帰りに看護師に呼び止められ、 僕は話を聞かされた。