失 楽 園




私は目が見えない。


だからきちんと
混ぜられているか
目で確認することは出来ない。

何回も何回も混ぜ、
私は皿にシチューを盛った。


「優蛇、林檎」


子供たちを呼び、
料理をテーブルに
運んでくれと頼む。

すると子供たちは
元気よく返事をし、
料理を運び始めた。




もう。後戻りは出来ない――……。