失 楽 園




……――感情を爆発させる術を
知らなかった私は、鋏を握り、
やり場の無い感情を
自らの腕に刻み付けた。

最初はほんのみみず腫が
出来る程度だったのが、
どんどん悪化していき、
真っ直ぐ赤い、血の線が
出来るようになった。

切れば切るほど、
身体が軽くなるような気がした。



私はどんどん、
自傷にハマっていった。