「…ここ、何処…?」
真っ白い天井に曇りの日のような日光が射している。
(なんでこんな所に…) 疑問に思いながらも起き上がる。
(あれ、体が痛くない!?)
自分の体をさする
(なんで…?私、さっき崖から落ちなはず…)
「でも、いま起きていられるってことは、生きてるんだよね…」
その割に自分の体温が低いことにきずく。
「なんか、変だな…」

ふと隣を見てみると今まで気付かなかったが、知らない男の子が寝ていた。
小顔でまつげが長く、女の子みたいな顔立ちをしてる。
「誰だろう…」
よく見ると服装も変わった服で、袴のようなものを着てる。


「…ん…」
男の子が目を覚ました。すかさず私は質問攻めにする。
「あなた、誰?」
「え、えっと、竹中康輝です。…あなたは?」
「私は、川上美鈴。」
名乗りあって、
「ここ何処?」
「わかりません」
康輝はキョロキョロして自分の知らない場所かを確認してる。