「ちょっとお腹すいたね。愛華ちゃんはお腹すいてない?」 「……あっ、ちょっとすいてるかな」 ビックリした。考えごとしてて、反応おくれちゃった。 「京都といえば! って食べ物ってなにがあるかな?」 うーん……わかんない。 「八ツ橋くらいしか思いつかないや」 「やっぱり? とりあえずもうちょっとウロウロしてみよっか」 そう言って歩き出す颯也くん。