「い、いいの……?」 あたしなんかが、颯也くんのLINEなんて……! そりゃあ、欲しかったけどほんとにもらえるなんて! 「え? なにが?」 颯也くんがあまりにも不思議そうに聞くから、慌てて「なんでもないっ」と否定する。 「じゃあ、QRおねがい」 「う、うんっ」 颯也くんの言うとおり、QRを出すとそれを颯也くんが読み取ってくれる。