だから、嫌いになれない。好きなんだ。 ――――――― ご飯も終わって、みんなぞろぞろとホテルを出ていく。 一応タクシーがあって、行きたいところまでつれていってくれる。 桃香ちゃんは絢斗先生とだから、最後まで残って2人で出かけていった。 あーあ、どうしようかな、あたし……。 ホントにホテルいようかなぁ。 「あれ? 湯野(ゆの)さん……?」