「愛華ちゃんありがとっ。
でも、なんでわかったの?」



結奈ちゃんに聞こえないように愛華ちゃんにコソッと耳打ちする。



「だって桃香ちゃん、持ってきそうにないもーん」



クスクスとわらいながらサラッと言われた。



あはは…バレてる……。



「ほら、あたしの好きに使っていいよ!」



苦笑いするあたしに、愛華ちゃんはニコニコしながらメイク道具を差し出す。



あたしが使ってるのあるかな?