あたしたちはまたB組で、千秋くんと颯也くんはA組。



何気に隣で、体育もかぶってます。



「藍沢はちょっと残ってくれー。

修学旅行のことで確認あるから」



その声に気づいたときには、みんな帰り支度を始めてる。



今はまだ4時間目が終わったところ。



あたしたち3年生は、修学旅行の準備とかあるからほかの学年より早く帰れるんだ。



でも、あたしは絢斗から呼び出されて早く帰れそうもない。