まさか、絢斗……? でも絢斗はまだ学校なんだよね? 違うのかな? 「おい。なに無視してんの?」 あ、れ……絢斗だ。じとーっと見られて視線が絢斗から外れて雲にいく。 でも背中にビシビシ感じる絢斗からの、なんともいえない視線。 「はぁ……ま、いいか。ほら、出かけよーぜ?」 絢斗に肩を抱かれて、公園の外の絢斗の車に乗り込む。 今までにも絢斗の車にはいっぱい乗ったことあるのに、今日は特別な感じがした。