もちろん、俺が先生ってことも知ってて許してくれてる。 「楽しかった? 桃香との旅行」 「楽しかったですよ。今度は2人っきりがいいです」 「まぁまぁ! 桃香の進路が決まったら2人で行くといいわ」 そう言って笑う顔は桃香とそっくりだ。 「ねぇねぇ、みてみて! 絢斗にプロポーズされたんだよ〜!」 そこに桃香が出てきて俺があげた指輪をみせる。 「お母さん聞いてないわよ?」