でも、分かっててもモヤモヤ……イライラ。 その人、あたしの彼氏なんですけど! 言いたいのに言えないこの感じがなんだかもどかしい。 ジーッと絢斗と女の子たちのやりとりを眺める。 あたしだって、絢斗の隣に座りたいのに……! 「藍沢ーっ!」 なんて思ってたら大声で絢斗に呼ばれた。 ハッとして絢斗をみたときには、周りにいる女の子たちからも注目されてしまった……。 体に突き刺さる女の子たちの視線を受けて、オズオズと絢斗に近付く。