そんな寝言が聞こえてきてピタッと動きが止まる。 寝言で言うとか……反則だろ。 頭をかかえつつも、時間が迫ってるからしぶしぶ桃香をおこす。 「んぅ〜……絢斗……?」 寝ぼけた目が俺をとらえる。目が合ったかと思えばニコッと微笑まれる。 寝起きの桃香はヤバい……っ。 「集合時間ヤバイから、部屋、戻んないと……」 「へ? あ、ほんだ。じゃーね、絢斗」 チュッてしてから部屋を出ていった桃香。