寒いから千秋の手をにぎって、目を閉じる。 すると引き込まれるように、あたしは眠りに落ちた。 ――――――― 「……ちゃん」 だれ……? 「結奈ちゃん!」 この声、桃香……? 「もう……結奈ちゃんてば!」 「あ、あれ……? なんで桃香がここに……」