「千秋、走るの速いね?」 「そう? 普通だと思うけど……」 千秋が普通ならあたしめっちゃ遅いじゃん! はぁ〜……それにしてもちょっと寒い。 さっきまでは走ってポカポカしてたけどジュース飲んだら体が冷えたみたいに寒い。 さすが11月……。 ブルッと身震いするあたしに気づいた千秋は、あたしの手を握りながらひとこと。 「そんな短いスカートはいてるからだよ。 ほかの男たちにサービス?」