【完】続*禁断の恋ってやつ。



キョロキョロと見渡すも千秋の姿はみえない。



「あっ、颯也くんだっ」



そんなとき、横から弾んだ声が聞こえてきた。



山崎くんがいるなら、千秋も一緒でしょ? たぶん。



愛華が走っていくほうへあたしもあとを追って走っていく。



「そ、颯也くんっ」



「愛華ちゃん」



まっ赤な顔で山崎くんを呼ぶ愛華。隣に千秋の姿はない。



千秋のやつ、なんでいないのよ!