魔の世界の王と氷の世界の女王






グレイはキスをやめ、服の中から手を抜き
ギュッと私を抱きしめた




私はというと、息が上がっていた




「はぁ…はぁ…はぁ…」




グレイは私が何もできないことを
いい事に抱っこして私をベッドの上へと
置いた
そして、耳元で




「もう我慢できそうにない
お前がほしい
お前のすべてを我にくれ」




甘く低い声で言われ、
私は頷くことしかできなかった