相沢矢子の『旧約魔法』レポート

「試しに何か命令してみたら?ショウは言葉を理解出来たみたいだから、ロンもわかるんじゃない?」
「えっとじゃあ・・・ロン、ジャンプ」
 だが、ロンは首を傾けるだけで何もせず、矢子の首も同じ方向に。
「ほらロン、ジャンプだよジャンプ」
 矢子はピョンピョンとその場から飛び跳ねるが、ロンは握手らしきものをするだけでジャンプしない。
 ダメだこれ。
 そうポツりと呟いた善明は、ポーの方をチラっと見るが、相変わらず動きはなく、空を眺めているみたいだったので、善明はポーの観察を開始。
 それからロンは再びダンスみたいなのを始め、することのない矢子はロンのマネをしてダンス。
 ダンスを終えると今度は身を隠せそうなところに身を隠し、矢子はそれを探す。
 ロン発見〜。
 ロンは慌てて別の隠れ場所に走り、また矢子がロンを見つけると、ロンはまたもや慌てて次の隠れ場所へ走り、かくれんぼを始めていた。