相沢矢子の『旧約魔法』レポート

「はいOKお疲れちゃん。さあ帰ろうか?」
「うんそうだ・・・、ねえ善明。目的違わない?」
「冗談だよ冗談。さ、中に入ろう」
 本当に大丈夫かな?
 不安を抱えながら矢子が先に中に入り、時計台の中は外の光を遮断するような暗闇で、何もかも吸い込みそう。
 えっと確かこの辺に。
 昨日見つけた電気のスイッチを押し、明かりが点灯。あのわけのわからない機械はそのままで、昨日と変化はない。
「さあ二階に行こう」
「この機械は調べないの?」
「昨日触っても熱くないし、ブリキのおもちゃが動かしていないなら関係ないよ」
「それもそうだよね」
 謎の機械が何なのか気になりつつも、二人はそのまま二階に。


 二階は先ほどとは違うタイプの機械らしく、今度は前々から動いていたようなのか、下の階より気温に差がある。
「これって時計台のかな?」
「多分そうだろうね。機械が上に繋がっているし」