相沢矢子の『旧約魔法』レポート

「つまり、勝手な行動をしないように拘束するってことというわけですか?」
「君たちには悪いがね。どうなんだい?私の意見に異論はあるかい?」
 矢子と善明は頷くしかなかったので、頷き、ペンライトをマーベラーに手渡した。
 さあ行くよ二人とも。私について来たまえ。
 マーベラーを先頭に三人はこの暗闇しかない時計台から明かりが見える街へと移動。
 それから、少し進んだ先にぽつーんとさみしそうに立つこの街唯一の宿に二人を案内した。
「いいかい?明日まで宿から出るんじゃないよ?絶対だよ絶対、絶対!!」
 マーベラーは念を押し、二・三度チラチラと振り返ると、二人を残して自宅へと帰宅。
 宿に残された二人はマーベラーが霧の中へと歩いていくのを少し確認した後、宿に入った。
 街唯一の宿は独特な雰囲気の宿で、何やら怪しいお面や怪しい文字が書かれたお札や何やら怪しい道具がオブジェのように配置している。