相沢矢子の『旧約魔法』レポート

 二人は例の絵が飾ってあるところとは別の部屋に案内され、そこにはお菓子やお茶の用意が。
 オレ1番。
 善明は部屋にあったソファーにドカッと座り、用意されたお菓子に手を伸ばす。
「もう善明、恥ずかしいな」
「いえいえ。くつろいでいただけて何より。それでは私はこの辺で。何かあればお申し付けください」
「すみません。ソワールさんを呼んで来てもらえます?」
「ソワールさんですか?かしこまりました少々お待ちください」
 執事は部屋を後にし、矢子も部屋にあったソファーに腰を下ろした。
 うん美味い。
 部屋にあったクッキーを美味しそうに食べる善明。矢子はお茶を入れ、二人は身体を休めた。
「そうでこれからどうする矢子?」
「うん。ソワールさんに誰かいないか聞いてみようと」
「それがいいかもね。オレも聞きたいことあるし」
「ふ〜ん。それより私にもクッキーちょうだい」
「あ、それはオレの」