相沢矢子の『旧約魔法』レポート

 それを聞いていたステファンはゆっくりと手を挙げ、それに気づいた善明の身体はそちらへ。
「パジャマヒーローを呼ばれてはどうでしょうか?」
「パジャマヒーロー?ああ、ブリキ姫たちが言っていたアレ」
「この街でも有名ですよ」
「ハア・・・、それでどうやってです?」
「さあ?」
 呆れた善明は考えているマーベラーの方を向き直すが、マーベラーは酔っているせいか、足元がおぼつかない。
「す、すまない。封印の疲れとアルコールのせいでお役に立てないみたいだ」
「封印?」
「私が使える封印魔法さ。絵のやつ・・・」
 そこで力尽きたマーベラーは、イスへ倒れこむように勢いよく座り、大きなイビキをかいて熟睡。
 ステファンはマーベラーが風邪を引かないように掛け布団を掛け、その様子を微笑ましく見ていた。
 善明はデザートを食べていた矢子の方を見るが、こちらも食べて眠くなっている様子が。