相沢矢子の『旧約魔法』レポート

「雷系統の旧約魔法が使えるけど、ブリキのおもちゃちゃ・・君か、にも影響を与えるから・・・」
「後はショウ・ロン・ポーなんだが・・・」
 ポーの方を見てみると、疲れたのか、その辺にあった廃棄物をイス代わりにして休憩中。
 ドドドドド。
 矢子と善明の目の前にあった廃棄物は崩壊し、そこから無邪気な笑顔を見せたブリキのおもちゃが垣間見えた。
 ショウとロンは一目散に矢子達の元に戻ってきて、まさに絶体絶命。
「アレ?姫ちゃんどうしたの?」
 善明に抱きしめられているような姿を見たブリキのおもちゃは、何やらイラついた声を出しながら、善明を見つめていた。
「いや違うんだよ。これはね・・・」
「僕の姫ちゃんをイジメたんだ?」
 ブリキのおもちゃは淡々と話しているのに、その一言一言にただならぬ怒りが伝わり、善明は固唾を飲んだ。
「これは何かその立ちくらみかな?」
「姫ちゃん、さっきから動いてないよ?」