相沢矢子の『旧約魔法』レポート

「ありがとうブリキ姫」
 善明はブリキ姫の両手を掴み、はたから見ると見つめあっているような姿に。
 えっ、あっ、エーーー!!!!!
 ブリキ姫は何が起こったのか理解出来ぬまま頭がクラクラになり、わけのわからないうちに気絶。
「ぶ、ブリキ姫ーーーーー!!」
 ブリキ姫の身体を揺すり、目を覚まさそうと努力するが、ブリキ姫は違う世界へ。
 一部始終見ていた矢子は、唯一のブリキのおもちゃを止めれる方法を失ったことにため息を吐き、呆れるしか他ならない。
「ど、ど、ど、どうしよう矢子」
「自分の胸に聞いてみたら?」
「自分の胸?」
「・・・まあこれで止める方法はないに等しくなったよ」
「だからブリキ姫を起こして・・・」
「どうやって?私なら怒るし、ポーなら連れて行かれて、善明なら気絶だよ」
「何・・・怒ってるの?」
「別に・・・」
「そう・・・、それじゃあ違う作戦を考えないと」