相沢矢子の『旧約魔法』レポート

「善明、何かアイデア浮かんだ?」
「そうだ!ブリキ姫に何か聞いてみよう」
「また癇癪起こされるよ」
 まあまあ任しといて。
 善明はブリキ姫に近づき、ブリキ姫は警戒してか逃げるような構えをした。
「ブリキ姫、あの機械って防水?」
「も、もちろん。それに耐火や軽量化もして完ぺきよ」
「ブリキ姫って凄いんだね」
 善明はブリキ姫に笑顔を見せ、それを見たブリキ姫は、思わず顔を赤らめてしまった。
「アレってバッテリーとか積んでるの?」
「え、あ、はい、そうです。二時間くらいはフル稼動を」
「?」
「ど、ど、どうかされました?」
 ブリキ姫の様子が明らかに変だと感じていた善明。
 だが、その原因が自分にあるとは気づいておらず、不思議そうな顔を見せた。
「二時間か。あれを二時間も避けることは無理かな」
「あ、あの・・・、よければ私が言って止めさせましょうか?」
「え?いいの?」
「は、はい。そのかわ・・・」