相沢矢子の『旧約魔法』レポート

「苦労してるダーな」
「それでロンは?」
「ロンは身代わりになるダー。因みにショウは偵察ダーが、オラを経由すればもっと細かいことも出来るダー」
「ふぅーん」
 撮影を終えた善明は、ブリキのおもちゃやブリキ姫のことなどすっかり忘れていて、撮った写真を確認。
 悩んでいることがバカバカしくなった矢子は、善明のカメラを取り上げた。
「ちょっ、矢子」
「善明君、話に加わろうね」
「だってポーが喋るんだぜ!凄いよなポーは」
 褒められたポーは嬉しさのあまり変なダンスで嬉しさを表現。
 因みに離れていたところで見ていたブリキ姫も目をキラキラ光らせてポーを見ている。
「善明、この状況わかってる?ブリキのおもちゃちゃん・・・いや君か。あの子がまだ暴れているみたいだし」
 頭痛を覚えそうな矢子は善明のカメラを没収したまま、話を再開。
 遠くからたまに廃棄物が崩壊するような音が聞こえ、その音を聞いて善明は我に返る。