貴方が私の全てです

次の日の目覚めは最悪だった。
バシッ!

「っ───!」
いたっ!何?

「おい、起きろよ哀。学校は今日からだよ。」

学校?あぁ、学校ね…

てか、起こすんならもっとやり方が…って若様に言ったら酷い目にあわされるのがオチね。

「詳しいことは連絡するから。じゃ、僕は寝るよ。起こしてもらったこと、感謝しろよー」

紙袋を私に投げつけた。

…何が感謝よ。ムチで叩き起こした癖に。

紙袋の中身は学校に必要な物の一式と真新しい携帯。

そして家と学校の地図。

この携帯、一体何のために?

そう思いながら制服に着替えて学校の準備をした。

不思議に思いながら制服に着替えた。

着替えるとき手がチョーカーにあたる。

前の首輪に比べたら、すごく軽いけど…

自由になった訳じゃないのよね…