‡私立王城学園‡

馨「ああ、また」



そういって馨と別れた。



取り敢えず外に出ようと窓から飛び降りる。



しっかしあいつ顔綺麗だったな。



蘭「遅い」


いつの間にか母さんが目の前にいた。



ラ「えっ?鍛練場じゃ……」




蘭「ここでします」



ラ「はい;」



母さんが拳と蹴りの連打を放つ。



俺はそれをひょいひょいと交わしながら後ろに下がる。



つかなんで母さんは純白のワンピなの?!



戦いにくいじゃねぇか!




つか、やばい。



なにがってマジでやばい。



校舎が近いんだよ!



諦めて母さんと退治する。


攻撃を繰り出しながら防御に徹する。



蘭「やっぱ戦うなら綺麗な人とよねぇ♪」


ラ「はい?」



蘭「痛め付けるの大好き!キャハッ」



なんと反応したらいいんだ。



つかどうしよ。



後ろに校舎が!



壁が!


ラ「かはッ」



ヤッベ。



蹴り入った!



紅蝶と戦うなんてやっぱ無理だって!



紅蝶ってのは母さんの通り名ね。