やがて二人にこにこ笑いながら並んで戻ってくると、俺たちの前においしそうなおつまみを置いた。南條さんが座ると、その横に控えめに涼子さんが座る。
「あらためて見ると凄いっすよね、この家。ワンフロアここのみってどんだけセレブなんですか」
「ほんとよね~。涼子ちゃんが戻ってきてくれたからよかったものの、一生独り身だったらどんだけ虚しいなんちゃってセレブ貧乏になってたことやら」
「・・・これは俺の一生をかけての決意表明みたいなもんだからいいんだよ」
社長は苦虫を噛み潰したような顔で漬け物をパクリと口にする。涼子さんはその横で苦笑いだ。
「しかも間取りも5LDKよ?一つ一つも広いし、一体どんだけ子ども作る気なのよって話じゃない?」
カナさんの言葉にボッと涼子さんの頬が真っ赤に染まる。彼女は青くなったり赤くなったり、反応が実に新鮮で見ていて飽きない。
「うるせぇな。だからそれくらいの責任感を持つってことでいいんだよ」
「振られたのに家族計画まで考えて家を建てるってある意味怖いわよね」
「確かにそうっすね」
「これだけ執念がある男だから子どもだってあっという間にできそうじゃない?」
「俺もそう思います」
キャッチボールのように会話が止まらない俺たちに半ば諦めたような顔で社長は深く溜息をついた。
「はぁ~、お前らそれセクハラだろ?」
「あらためて見ると凄いっすよね、この家。ワンフロアここのみってどんだけセレブなんですか」
「ほんとよね~。涼子ちゃんが戻ってきてくれたからよかったものの、一生独り身だったらどんだけ虚しいなんちゃってセレブ貧乏になってたことやら」
「・・・これは俺の一生をかけての決意表明みたいなもんだからいいんだよ」
社長は苦虫を噛み潰したような顔で漬け物をパクリと口にする。涼子さんはその横で苦笑いだ。
「しかも間取りも5LDKよ?一つ一つも広いし、一体どんだけ子ども作る気なのよって話じゃない?」
カナさんの言葉にボッと涼子さんの頬が真っ赤に染まる。彼女は青くなったり赤くなったり、反応が実に新鮮で見ていて飽きない。
「うるせぇな。だからそれくらいの責任感を持つってことでいいんだよ」
「振られたのに家族計画まで考えて家を建てるってある意味怖いわよね」
「確かにそうっすね」
「これだけ執念がある男だから子どもだってあっという間にできそうじゃない?」
「俺もそう思います」
キャッチボールのように会話が止まらない俺たちに半ば諦めたような顔で社長は深く溜息をついた。
「はぁ~、お前らそれセクハラだろ?」

