「あの、お二人って結婚するんですかっ?」
ずっとずっと気になっていたこと。
でも二人にはどこかそれを聞いてはいけないような空気が漂っていて。
だから今まで一度も聞くことができなかった。
でも結婚するのならば。
もういい加減教えて欲しい!!
俺は大きな仕事の打ち上げで三人で飲んだ時に、酒の勢いを利用して思いきって聞いてみた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・誰が?」
盛大な沈黙の後に仲良くハモった。タイミングバッチリだ。
「だから、社長とカナさんが、です!」
俺の勢いのいい言葉に社長の眉間に皺が寄った。
「お前何言ってんだ?」
「だって!お二人は付き合ってるんですよね?しかもマンションまで完成させて・・・だから俺、二人が結婚するんだとばかり・・・・違うんですか?」
ますます皺が寄っていく。その上怒りマークまで見えそうだ。
一方でカナさんは肩を震わせている。
・・・・・どうしたんだ?
「・・・・・・・ぷっ、あははははははは!あーもう我慢できない!」
「おい、カナ!ふざけんなよっ!」

