事務所はあっという間に軌道に乗り始め、全く接点のなかった相手からの仕事の依頼もどんどん入ってくるようになった。
オファーが多すぎて時々断ることもあったくらいだ。
そんな生活が続いていた頃、南條さんがとあるマンションの設計をすることになった。どの仕事にも一切妥協をしない彼だったけれど、そのマンションにかける情熱はどこか今までとは違っていた。
比較的小さめのマンションだったけれど、かなりの時間をかけて取り組んでいた。
口ではうまく説明できない。けれども燃えに燃えている、って感じだった。
連日早朝から出勤して帰るのは深夜になってから。
下っ端の自分だから早めの出勤を心がけていたけど、一度だって彼より先に出勤できたことはない。その上休みも取らない。
そのうち倒れやしないかとさすがに心配だった。
いくつかの仕事を掛け持ちしながらも例のマンションだけは時間をかけてじっくり作り上げていった。
そうして1年近くかけて完成したマンションは、
実は南條さんの自宅にするのだということが後に発覚した。
でも見せてもらった図面の間取りは5LDK。
一人で住むには明らかに広すぎる。
だからピンときたんだ。
カナさんと一緒に住むんだって。
もしかしたら結婚するのかもしれない。
オファーが多すぎて時々断ることもあったくらいだ。
そんな生活が続いていた頃、南條さんがとあるマンションの設計をすることになった。どの仕事にも一切妥協をしない彼だったけれど、そのマンションにかける情熱はどこか今までとは違っていた。
比較的小さめのマンションだったけれど、かなりの時間をかけて取り組んでいた。
口ではうまく説明できない。けれども燃えに燃えている、って感じだった。
連日早朝から出勤して帰るのは深夜になってから。
下っ端の自分だから早めの出勤を心がけていたけど、一度だって彼より先に出勤できたことはない。その上休みも取らない。
そのうち倒れやしないかとさすがに心配だった。
いくつかの仕事を掛け持ちしながらも例のマンションだけは時間をかけてじっくり作り上げていった。
そうして1年近くかけて完成したマンションは、
実は南條さんの自宅にするのだということが後に発覚した。
でも見せてもらった図面の間取りは5LDK。
一人で住むには明らかに広すぎる。
だからピンときたんだ。
カナさんと一緒に住むんだって。
もしかしたら結婚するのかもしれない。

