その一言がグサリと胸に突き刺さる。初めて彼女から視線を逸らしてしまった。
自分でもそうだと思っていたことを本人に言われるとさすがにきつい。
だが事実なだけに何一つ言い返すことなどできない。
「本当そうだよな・・・。何一つ言い返せないよ。すまなかった。
・・・でも、あの時涼子の姿を見ることができたから今の俺がいるんだ。輝いている君に恥じないような自分にならなければって、あらためて心を見つめ直すことができた。全ては涼子のおかげなんだ。
仕事も軌道に乗る中で俺は決めたんだ。涼子と描いた理想の家を作ろうって。たとえ俺だけの自己満足で終わってしまったとしても、最後までやり遂げると決めた。それでようやく完成したのが・・・」
「ここ・・・?」
涼子は部屋中を見渡しながら言う。
俺はその言葉にゆっくりと頷いた。
「本当は完成したらすぐに涼子の元へ行くつもりだった。
・・・でも急に怖くなったんだ。また俺の勝手で涼子を振り回すことになるんじゃないか、もしかして他の誰かと幸せに暮らしているんじゃないかって。そう考えだしたら止まらなかった。・・・でも、悩んでいるうちに俺のデザインが賞を受賞することがわかったんだ。その知らせを事務所で聞いたとき、俺は何も考えずに飛び出していた。体が勝手に動いたんだ。・・・君の元へ」
「・・・それがあの日だったってこと・・・?」
驚いた顔で俺をみる彼女にもう一度大きく頷く。
「本当に無意識だった。いや、本能だった。だからスマホも財布も何一つ手に取ることすらしていなかった。・・・ただ一つ。いつでも君に渡せるようにと常に肌身離さず持ち歩いていたカードキーを除いては」
自分でもそうだと思っていたことを本人に言われるとさすがにきつい。
だが事実なだけに何一つ言い返すことなどできない。
「本当そうだよな・・・。何一つ言い返せないよ。すまなかった。
・・・でも、あの時涼子の姿を見ることができたから今の俺がいるんだ。輝いている君に恥じないような自分にならなければって、あらためて心を見つめ直すことができた。全ては涼子のおかげなんだ。
仕事も軌道に乗る中で俺は決めたんだ。涼子と描いた理想の家を作ろうって。たとえ俺だけの自己満足で終わってしまったとしても、最後までやり遂げると決めた。それでようやく完成したのが・・・」
「ここ・・・?」
涼子は部屋中を見渡しながら言う。
俺はその言葉にゆっくりと頷いた。
「本当は完成したらすぐに涼子の元へ行くつもりだった。
・・・でも急に怖くなったんだ。また俺の勝手で涼子を振り回すことになるんじゃないか、もしかして他の誰かと幸せに暮らしているんじゃないかって。そう考えだしたら止まらなかった。・・・でも、悩んでいるうちに俺のデザインが賞を受賞することがわかったんだ。その知らせを事務所で聞いたとき、俺は何も考えずに飛び出していた。体が勝手に動いたんだ。・・・君の元へ」
「・・・それがあの日だったってこと・・・?」
驚いた顔で俺をみる彼女にもう一度大きく頷く。
「本当に無意識だった。いや、本能だった。だからスマホも財布も何一つ手に取ることすらしていなかった。・・・ただ一つ。いつでも君に渡せるようにと常に肌身離さず持ち歩いていたカードキーを除いては」

