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それから一秒だって無駄にせず仕事に集中した俺は、宣言通り5時前には事務所を出た。
そして今、涼子のマンションの前で彼女の帰りを待っている。
あの日、涼子に再会したときに俺が途方に暮れていた所と同じ場所で。
彼女が一体何時に帰ってくるのか、全くわからない。
下手したらすれ違って既に家の中にいる可能性だってある。
それでも俺は待つことに決めた。
・・・・一つだけ。
あの日俺が与えたショックが原因で、また体調不良に陥っていないか、それだけがずっと気がかりだった。もうほとんど完治していたが、彼女は精神的に参るとそれに引き摺られるように体の調子も狂ってしまう。
あの時泣いていた彼女がまた倒れてはいないか、頭から離れてくれなかった。
今の俺には待つことしかできないことがもどかしいが、そうする他ない。
辺りはすっかり暗くなり、体も芯から冷えてきた。
そうして待ち続けて二時間ほどが経過した頃、通りの向こうから涼子が歩いてくる姿が見えた。
俺はガバッと植え込みから体を引き起こすと、すぐに彼女の前まで小走りに近付いていった。
それから一秒だって無駄にせず仕事に集中した俺は、宣言通り5時前には事務所を出た。
そして今、涼子のマンションの前で彼女の帰りを待っている。
あの日、涼子に再会したときに俺が途方に暮れていた所と同じ場所で。
彼女が一体何時に帰ってくるのか、全くわからない。
下手したらすれ違って既に家の中にいる可能性だってある。
それでも俺は待つことに決めた。
・・・・一つだけ。
あの日俺が与えたショックが原因で、また体調不良に陥っていないか、それだけがずっと気がかりだった。もうほとんど完治していたが、彼女は精神的に参るとそれに引き摺られるように体の調子も狂ってしまう。
あの時泣いていた彼女がまた倒れてはいないか、頭から離れてくれなかった。
今の俺には待つことしかできないことがもどかしいが、そうする他ない。
辺りはすっかり暗くなり、体も芯から冷えてきた。
そうして待ち続けて二時間ほどが経過した頃、通りの向こうから涼子が歩いてくる姿が見えた。
俺はガバッと植え込みから体を引き起こすと、すぐに彼女の前まで小走りに近付いていった。

