何気ない会話が嬉しかった。

ある寒い日の夜。

仕事終わりにコンビニに寄ると

「あっ谷 愛華だっ」

振り返ると大好きな人の声がした

ドキドキする気持ちを抑えて
「こんばんわーってか何でフルネームなんですか?(笑)」

「仕事終わったん?」

「寒いんで温かい飲み物買いに来ました」

「このコーヒー美味しいよなー!」

「そうなんですかーでも飲んだ事ないです」

「俺も買うから一緒に払ってあげるわ」

「悪いし良いですよ」

「コーヒー1杯くらい良いよ」

「じゃあお言葉に甘えて…ありがとうございます」

「今日のボールペンのお礼」

「あっありがとうございます」

コーヒーがこんなに美味しいと思った事は一度も無かった。