幸せを、君に。



なんとか天野には吐かれずにホテルに着いた。


鍵を預かり、荷物を置きに部屋へ向かう。


部屋に着いてから取引先に向かうための準備をした。


「なに突っ立ってんの?

準備できたのか?」


明らかにまだ準備もできていない天野に、俺は嫌みいっぱいに言葉をかけた。


「あ、あの…」


「お前忘れっぽいんだからもう一回確認しとけ。」