幸せを、君に。



「酔い止め飲まなかったのかよ…」


そう言いながら、俺は席をどく。


窓側の方が酔いにくいだろう。


「朝…時間がなくて…」


「酔いやすいなら先に言えよ…。

薬は?持ってんの?」


天野は首を横に振った。


…馬鹿だろ、こいつ。。


飲んで来るのも、持って来るのも忘れて…。


向こうに着いたら買わないとな。


あとそれから、書類のコピーも取って…


…手間のかかる部下だな。。


こんなヤツがいたんじゃ、これからも相当苦労するだろう…。