幸せを、君に。



「あ、あの…」


また自信なさげな声を上げる。


…この声が嫌いだった。


聞くたびにイライラする。


「なに?」


俺は天野に顔を向けた。


「気分が…悪くて…」


俺と目を合わせないように天野はしていた。


そういう態度も気に入らない。


「酔ったのか?」


気分が悪そうな顔をしているのを見て、俺はそう尋ねた。


天野はコクリと首を縦に振った。