幸せを、君に。



「雪野さん。」


珍しく、休憩室で俺と鈴木が二人きりになったときのこと。


鈴木が俺に話しかけてきた。


「…なに?」


「あんまり小宵を怖がらせないでくれませんか?」


「小宵?」


…あぁ、もしかして天野のことか?


そういえば確かに、そんな名前だった気がするな…。


俺の、「誰だ?」というような素振りに、鈴木は表情を曇らせた。