幸せを、君に。



「どうしてこんな時間に外にいたんだ。

家にいれば…」


「買い物に行って…

鍵を…落としたから…


私…

鍵…探さなきゃ…」


小宵が立ち上がろうとするのを、俺は引き止めた。


「小宵!

いいから…」


小宵を強く、抱きしめた。


…どこにも行かないように。