幸せを、君に。



ただ、10日ほどで俺のイライラは収まったものの…


どういうふうに接すればいいのか分からず…


俺はこんな態度を、取り続けた。


小宵は…


いつも泣きそうな顔をしていた。


でも、泣かなかった。


思い返せばこれまで、小宵が泣いている姿を…一度しか見たことがない。


憲吾が小宵を俺の家に連れてきた、あのときだけ。


そんな小宵の姿を目にしながらも、俺は小宵に冷たくし続けた。