幸せを、君に。



…こいつに頼んだ俺が馬鹿だった。


何度も謝ってくる小宵にうんざりして、俺は

「しつこい」

と言って部屋に入った。



深夜、俺は飲みながら憲吾に電話してこのことを愚痴った。


「あいつに頼んだのが馬鹿だった。」


わざと、大きめの声で言った。


…小宵にも聞こえるように。