変なやつにつかまったりしないよう、目を光らせておかないとな。 早く…早く俺のものにしたい。 そうすればこんな心配もしなくて済む。 車内ではお互い、一言も話さなかった。 小宵はずっと、外の景色を見ていた。 車に乗せると必ず寝る小宵にしては珍しく、ずっと起きていた。 …そんなにこの場所に思い出があるのか? こんな辺鄙で、なんもない場所に…。