幸せを、君に。



「小宵…お前」


男が小宵になにかを言いかけた。


が、俺の姿を目にして言うのを止めた。



…こいつが噂の暴力旦那か。


「お前遅いんだけど?」


特になにも気にすることなく、苛立った口調で言った。


「つ、翼…!?」


女の方が俺を見て驚いて俺の名前を呼んだ。