聞いたことが良いことだったのかはわからないけれど。
ああ、嫌になるな。こんな自分が。

なになに、心配してくれてんの？

こっちに向かって小声で投げ掛けてくる問い。それに

…別に、心配なんてしてないよ

なんて言ってしまう自分に自己嫌悪。
キミは黙ってしまって。
けれど僕にまた手紙を寄越してくる。

こんな自分になんて、早く愛想尽かせばいいのに。なんて思いながらも、まだ信用してくれてるなんて期待してる自分がいて。
あぁ、また自己嫌悪。

寄ってくる人が怖いんだ。
なんでかわからないけど、怖い。
だから、SNSも、怖い人は全員ブロックしちゃった。
どうしよう。どうしよう。
突然ブロックなんて、嫌われるに決まってる。どうすればいいのかな。

やけに長くなった文面を見ながらまた潜る。怖いけど嫌われたくない？それだったらそんなこと思わなければいいんじゃないか？ブロックなんてしなければ良かったんじゃないか？どうすればいいかなんて自分でどうにかすれば、なんて思った自分の冷たさに吐き気がした。

そっかー…何で怖いなんて思ってしまったんだろうね。
まあ、キミが話せる、話したいと思ったときにお話しにいけばそれで良いんじゃないかな。ブロックした程度でキミのことを嫌うなんてやついないんじゃないかな。多分だけど。

また、適当に返す。
キミのことが心配なんだよ、なんて言えたらもしかしたらもっと違う、キミを進めることができる助けができるのかもしれないなあ。素直に言えない自分と、冷めてる自分が混ざり合って壁になる。自分の世界から出られなくなる錯覚に陥る。なんてね。