「あのさ、俺、お前のこと好きなんやけど」 5年間ずっと、夢に見てた言葉だったから夢かと思った。 でも、決して可愛いとは言えない顔を叩いて夢じゃないってことに気付いたとき… 飛び上がりそうなほど嬉しかった。 なのに一体なんなんだ。 不幸と幸福は紙一重なのか? それともやっぱり私の運が悪いだけなのか? どっちにしろ、私には時間がない。